太陽光パネルはどれぐらいの頻度でメンテナンスすればよい?
太陽光発電の導入を踏みとどまらせてしまう要因になるのが、初期費用と定期的にかかるメンテナンス費用。初期費用に関しては各メーカーや販売店が明記していることが多いですが、メンテナンスの場合、どのようなことがするのか、また、どのくらい費用がかかり、どのぐらいの頻度で行うのかについてイマイチわからない、という方も多いようです。
そこで今回は太陽光パネルにおけるメンテナンスの頻度やかかる費用について、できるだけ具体的にお話していきます。太陽光発電システムの導入を検討中の方は、この記事を参考にしてシステムの維持にどれほどの費用がかかるかを把握しておいてください。
この記事を読むための時間:3分
なぜメンテナンスが必要なのか?
まずは太陽光パネルになぜメンテナンスが必要なのかについて解説していきます。
法的に義務化されている
2017年のFIT制度(再生可能エネルギー固定買取制度)の改定により、家庭に取り付けられている太陽光パネルにおいても定期的なメンテナンスが義務化されました。この義務を怠ってしまうとFIT認定が取り消されてしまい、固定化された買取金額が取り消しになってしまうなどのペナルティが発生します。何より義務化されているので、太陽光発電の管理者として責任もってメンテナンスを行う必要があります。
発電効力の維持
太陽光発電システムに装備されている太陽光パネルやモジュールなどの太陽電池は、経年劣化に伴う汚れや破損、故障などにより発電効率が低下します。こうなってしまうと家庭で利用する電気を賄えなくなる、電気を売れなくなり利益率が低下するなどのデメリットが発生し、家庭における経済的効果が薄れてしまいます。せっかく導入した太陽光発電を有効に利用するためにも定期的なメンテナンスは必須です。
安全性の確保
太陽光パネルのメンテナンスを怠ると、自宅の安全性を低下させることにもなりかねません。例えば、パネルの表面に付着した汚れを何もしないで放置しておくと、蓄積された汚れはやがて熱を発し、火災を引き起こす原因になります。屋根の上から発生する炎はあっという間に広がり、瞬く間に家全体を包み込んでしまうことでしょう。このような災害から自宅を守るためにも、定期的なメンテナンスは決して欠かすことができないのです。
メンテナンスの頻度や相場は?
太陽光発電システムの定期メンテナンスは4年に一度行うのが一般的です。メンテナンスを専門業者に依頼した場合、1回にかかる費用は2万円が相場になります。また、太陽電池で作られた電気を家庭で使えるように変換するパワコンは、20年に一度交換するのが通常です。交換にかかる費用は20万円位を想定しておきましょう。
自分で実施することは可能?
結論から言うと、自分で実施することは法的には可能です。但し、しっかりとメンテナンスを行うには相応の専門的な知識が必要であり、危険な作業も伴うため、できる限り専門業者に依頼することをおすすめします。
良い業者を見分けるポイント
業者に依頼したほうがよいのはわかっていても、専門業者の選び方がわからない方も多いのではないでしょうか。優良な業者を見極めるためには次の3つをチェックしましょう。
- 施工実績が100棟以上あるか
- 太陽光発電専門の資格を持った技術者が揃っているか
- 保守点検業務中や終了後の欠陥によって発生した事故などを補償する保険に加入しているか
これら3点がすべてクリアできている業者であれば、安心してメンテナンスを任せられます。見積もりを取る際は1社のみではなく、複数の業者から取るようにするとよいでしょう。
まとめ
太陽光発電システムのメンテナンスは発電効率をキープし、経済的効果を持続するためにも、またシステム自体を安全に利用するためにも、4年に1回、定期的に行いましょう。点検は自分で行うことも可能ですが、実績豊富で有資格者を多数そろえ、保険もしっかり加入している専門業者に依頼することを強くおすすめします。
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